マレーシア・タイピンにあるマレーシア最古のコーヒー焙煎工場「アントン・コーヒー」とは? (2/5ページ)
そんな世界中で楽しまれているコーヒーですが、今回はマレーシアのコーヒーにスポットを当ててみたいと思います。
イギリスの歴史が色濃く残るマレーシアですが、意外にも紅茶ではなくコーヒー文化が強く根付いています。
コーヒーはマレー語でコピ(kopi)。一見ブラックコーヒーのようですが実が砂糖、コンデスミルク(練乳)が入りかなり甘いのが特徴です。
コーヒー豆もかなり焙煎されており、普通のコーヒーとは違う独特の風味をたたえています。
今回ご紹介するのはペラ州タイピン(Taiping)にあるアントン・コーヒー(安東珈琲/Auntung coffeemill)。
マレーシア最古のコーヒー焙煎工場で1933年創業。街の中心部から車で3分、昔ながらのスタイルでコーヒー豆を焙煎している工房と直売所が同じ敷地内にあり、周囲は商店街と住宅に囲まれています。
この場所は元々はコーヒー工場ではなく、マレーシアに移住してきた華僑の住宅だったそう。
現在、母屋はそのままアントン・コーヒーの事務所として使用されています。