「臭すぎるタクシーに罰金」アラブに広がる社会問題 (1/2ページ)

まいじつ

Photo Credit: Drew Wilson Photography Flickr via Compfight cc
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アラブではタクシーの“臭い”が社会問題となっている。

アラブ首長国連邦の日刊紙『Khareej Times』によると、2015年10月にドバイの隣町シャルジャで、なんと1,072人ものタクシードライバーが臭いが原因で罰金の処罰を受けたという。

なお、現地のネットニュース『Arabian Business.com』によると、2009年にDTC(ドバイタクシー協会)が3,503のタクシーに芳香剤を配布するなどして臭い対策を施してきたというが、それから6年経っても、依然としてタクシーの“臭い”問題はアラブ社会に横たわっているようだ。

「観光地としても名高いアラブには、多くの外国人観光客が到来しています。タクシーを利用する個人旅行客の中には、車内の臭いが気になるという人が多いようです。現地の住人のほかにも、ヨーロッパやアメリカ、日本などから訪れる観光客も、タクシー車内の臭いに対してクレームをつけているようです。」(アラブ在住ライター)

クレームをつけられるほどまでの臭いタクシーとは、どういうことなのだろうか。

現地タクシー会社の臭いに対する取り組み

シャルジャの交通全般を司る機関RTA(シャルジャ道路交通局)によると、“臭いタクシー”としてクレームを受けたタクシーには、200ディルハム(日本円でおよそ6140円)の罰金とブラックポイント(マイナス点)2点が課されるという。クレームが度重なるタクシードライバーは、退職を強いられる。

「腋臭に悩むタクシードライバーが何度ものクレームを受け退職に追い込まれ、病院を訪ねるというケースも散見されています。

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