ビートたけしの金言集「俺が死んだら棺桶を担いでパレードだ」 (1/2ページ)

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ビートたけしの金言集「俺が死んだら棺桶を担いでパレードだ」

「しかし長生きしちまったな~。まーどうせあと2~3年でくたばるだろ」

 少し前、殿の買い物にお付き合いした際、なぜか“残りの寿命”といった話題になると、殿は底抜けに明るくこう漏らされたのです。

 この時、殿のご家族、足立区出身の北野家のみなさま方が、軒並み長寿であることをよく知るわたくしが、「殿の家系は長寿の家系ですから、まだまだ長生きして、きっと軍団のほうが次々と先に亡くなりますよ」と、まったくの本心を述べると、殿は笑いながら、

「そうなりゃまずは義太夫だな。あとは酒飲みのダンカンあたりが続くか!」

 と、返されたのです。

 確かに、糖尿病を患い、週3回の人工透析を受けている義太夫さんはかなり心配であり、タバコとお酒をこよなく愛するダンカンさんも、なかなかやばい臭いがいたします。まー兄さん方の、リーチのかかった“余命問題”はさておき、殿です。まずは、殿がたびたび語る、“俺が死んだらこうなる話”をどうぞ。

「どうせあれだろ。俺が死んだら“生前のたけしさん”なんつってよ、タケちゃんマンのカッコしてはしゃいでる映像かなんかが何度も流されてよ。それで葬式の出棺の時は、みんなが『コマネチ~』なんて泣きながら叫んで送り出されたりするんだろ。嫌だな、おい」

 まー確かに、そういった光景を目にすることにはなるでしょう。

 で、殿はご自分の葬儀についても、実に具体的なプランをお持ちです。

 半年程前、楽屋にて、殿とわたくしたち弟子が、たわいもないバカ話をしていた時のこと。

 この時、“最近の葬儀は派手にやらず、親族だけでひっそりとやるのが流行りらしい”といった話題になり、弟子のわたくしたちが、「確かに。最後はひっそりと地味にやるのがいい」「わざわざみんなに葬儀に来てもらうのも野暮だから、それがいい」と、いたく共感した会話を交わしていると、その会話をめずらしく黙って聞いていた殿が突然、

「お前らはそれでいいけど、俺の時はそうはいかないぞ。俺が死んだらまずは棺桶を担いで表参道でパレードだ。

「ビートたけしの金言集「俺が死んだら棺桶を担いでパレードだ」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 5/4・11合併号お笑いKGBアル北郷葬儀ビートたけしエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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