人気アイドルグループ・嵐の櫻井翔（35）が起用されている「ウイダーinゼリー プロテイン」の新CM「inゼリー マッチョな腹筋」編が、今月15日より全国で放映される。CM撮影ではボディビルダー直々に教えて貰ったマッスルポーズを披露するようだ。

　櫻井といえば先日、週刊新潮などで同グループメンバーの松本潤(33)と不仲説を報じられて話題となったばかり。それに対してなのか、4月29日放送の『嵐にしやがれ』（日本テレビ系）の中でグループ仲についての話題を振られ、松本が自身と櫻井を指さしながら、「なんか最近、不仲説みたいなのが出てるんですけど、全然仲悪くないっすよ」と、不仲説について真っ向から否定した。しかし、この様子に「露骨に仲良しアピールをしてる」との声が上がるなど、視聴者の間では不自然に映ったようだ。

　以前から不仲説が挙がっていた2人だが、大きく話題にされるようになったのは、立て続けに女性スキャンダルを報じられたことにあるようだ。女優の井上真央（30）と10年来の交際になる松本は、セクシー女優の葵つかさ(26)との4年に渡る”2股疑惑”が報じられ、大バッシングを受けた。一方の櫻井は、小川彩佳アナウンサー(32)との交際が報じられたが、バッシングどころか結婚に対して肯定的なコメントまでみられるなど、ここまでお咎めはないとされる。

　今後の事務所の戦略をも大きく異なるように思える2人ではあるが、このタイミングで扱いの差が生まれたことが、溝を深くする原因になっていると指摘されている。

■櫻井＆松本の不仲説払拭はキムタク映画も関係？

「元々売り出し方が全く違う2人だったとあって、確執がなかったとは言い切れない。松本は櫻井の件で、事務所内での扱い方の差に疑問を感じているようです。また、櫻井に対する特別扱いにも嫉妬している節があるようで、お互い不穏な空気が流れるようになったとも」(芸能記者)

　番組で見せた“仲良しアピール”に視聴者が違和感を覚えたのは、そのタイミングにもあるという。週刊新潮に報じられたのは3月だが、それから2か月以上も経過しているのも不自然だった。今さらになってアピールをするに至ったその背景には、複雑なお家事情が絡んでいるという。

「当初、嵐を次代のエースに据えようという考えはあったものの、ジャニーズはまだ木村拓哉を中心にシフトしていく腹づもりのようです。ところが、解散後初主演となった映画『無限の住人』は、あれだけのPR活動を行ったにも関わらず大コケに。また、今秋にも独立が噂される、他の元SMAPメンバーには何の期待も出来ないとあって、やはり嵐に稼ぎ頭になってもらわなければ困ると、今さら火消しに必死になり始めたということでしょう」(前出・記者)

　一連の不仲説で、嵐の電撃解散を報じるメディアも少なくない。ファンとしては現実にならないことを願うばかりだろう。

文・佐々木浩司（ささき・こうじ）

※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』（宝島社）など。