サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ソルヴェイグが大波乱を起こす」 (2/2ページ)
アドマイヤリード、ジュールポレール、フロンテアクイーンはそのクチだが、穴党として強く推してみたいのは、ソルヴェイグだ。
今期は2戦して【6】【9】着と精彩を欠いており、またスプリンターとしてのイメージが強く、この一戦に関しては評価がまったくと言っていいほど低い。が、そうであれば好都合。人気が落ちたとあれば、それだけ高配当が望めるからだ。
マイル戦は桜花賞しか経験しておらず、結果17着。しかしこれをもってマイル戦はダメと決めつけるわけにはいかない。そもそも桜花賞は使いづめできたため、疲れから調子はドン底。参考外にしていい。
実際、鮫島調教師は「折り合いに難があるわけではなく、最近はズブさも見られるので、マイルまでなら問題ないと踏んでいる」という見解。だからこそ前走の高松宮記念後は、ここに照準を合わせて仕上げてきたわけだ。
短期放牧でリフレッシュ。しっかりと乗り込まれ調整されてきただけに、馬体が締まって実にいい雰囲気に仕上がっている。1週前の追い切りも文句なしだった。
そもそも、母の父ジャングルポケット(ダービー、ジャパンC)はステイヤーで、それだけにマイル戦はまったく問題ないと見るべきだろう(控える競馬も可能なはずで、しまいを生かす新たな一面を期待できるはず)。
名馬リファール(ジャック・ル・マロワ賞などGI2勝)、シーキングザパール(GIモーリスドギース賞)、ノビリアリ(ワシントンDC国際SなどGI2勝)と近親に活躍馬が多く、血統的背景からも“一発”があって不思議はない。