中村獅童さんが公表した“初期の肺腺がん” 症状と治療法は? (1/5ページ)

Doctors Me

「Doctors Me(ドクターズミー)」コラム画像
「Doctors Me(ドクターズミー)」コラム画像

2017年5月18日、歌舞伎俳優の中村獅童さんが早期の「肺腺がん」であることを公表されました。( 参考)

肺がんにはいくつか種類があり、それぞれ特徴があるようです。

中でも今回は、肺腺がんとはどういうものなのか、症状や治療内容についてなど、医師に詳しく解説していただきました。 肺がんの種類
肺がんには肺や気管支の上皮細胞(空気と触れ合うところ)から発生するがんと、他の臓器のがんが転移する場合があります。

転移以外の主な肺がんの種類
・扁平上皮がん
・腺がん
・大細胞がん
・小細胞がん

この中で小細胞がんはもっともたちが悪く、治療に対する成績も違うので、特別扱いし、それ以外の3種類を「非小細胞がん」と呼ぶこともあります。 肺腺がんとは
腺がんは肺がんの約6割を占め、日本では4種類の中では最も多く見られます。

なぜ腺がんと呼ぶかというと、顕微鏡でがん組織を見てみると、粘液を出す腺組織と似た構造をしているからです。

実際、がん細胞が粘液を放出するので、痰が増えます。他のタイプに比べて遠くの臓器に転移することが少なく、予後は良い傾向があります。
「中村獅童さんが公表した“初期の肺腺がん” 症状と治療法は?」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧