「アドリア海沿岸で白く輝く世界遺産」クロアチア・シべニクの聖ヤコブ大聖堂を訪ねて (1/3ページ)

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「アドリア海沿岸で白く輝く世界遺産」クロアチア・シべニクの聖ヤコブ大聖堂を訪ねて

アドリア海沿岸に美しい中世の街々が連なる、クロアチアのダルマチア地方。「アドリア海の真珠」と呼ばれる世界遺産の街・ドゥブロヴニクが有名ですが、ダルマチア地方の世界遺産はドゥブロヴニクだけではありません。

クロアチアのアドリア海岸のほぼ真ん中に位置する小さな街がシべニク。世界遺産に登録されている聖ヤコブ大聖堂は、名実ともにシべニクのシンボルです。

旧市街の中心部、レプブリカ広場に面して建つ聖ヤコブ大聖堂。青い空に白亜のドームが映え、吸い込まれてしまいそうな美しさです。

1431年に建設が開始され、1535年の完成まで100年以上の歳月が費やされました。レンガや木材を使わず、石材のみで建てられた教会としては、世界で一番大きいのだとか。

シべニクはヴェネツィア共和国の支配下に置かれていた時代が長かったため、ヴェネツィアやトスカーナといった、現在のイタリアから建築家が登用されました。

途中で何度も建設責任者が代わったため、当初ゴシック様式で建設が始めらたものの、途中からルネッサンス様式へと変更されています。そのため、ゴシック様式とルネッサンス様式が見事に融合した大聖堂が誕生したのです。

外観で注目したいのが、「ライオンのドア」と呼ばれる北側の入口。アダムとイブの像やライオンの像が印象的です。

さらに東側の外壁には、ルネッサンス様式の傑作とされる71人もの人頭の彫刻がずらりと並んでいます。建築家ユライ・ダルマティナッツが30年もの歳月をかけて制作したものです。

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