ファン投票によって出場選手が決まるボートレースオールスターが、23日よりボートレース福岡を舞台に開催される。
　スターレーサーが勢ぞろいする中、最多の11人の選手が出場する地元福岡支部が強固。ここでは、その中から有力どころをピックアップしていきたい。

　福岡支部からはエースの瓜生正義を筆頭に、日高逸子、田頭実、松村敏、渡辺浩司、岡崎恭裕、篠崎元志、篠崎仁志、前田将太、小野生奈、竹井奈美が出場予定。その中でも最も熱視線を浴びるのがファン投票2位で出場する瓜生だ。
　昨年のグランプリ制覇でMVPにも輝いたが、その反動か今年はここまで優勝ゼロ。先月の大村GI優勝戦でフライングを切り、先の芦屋一般開催では優勝戦1号艇ながら若手の羽野直也のまくり差しを許すなど、お世辞にもリズムがいいとは言えない。
　ただ昨年、地元で開催されたボートレースダービーではきっちり優勝を飾っており、地元SG連覇へ大きな期待がかかるのは言うまでもない。

　その瓜生と同等か、それ以上の期待を集めるのが篠崎兄弟。特に弟・仁志はいつSG制覇があっても不思議ではない。ゴールデンウイークの地元戦では優勝戦1号艇インで敗れたが、気配はよかった。すでに機は熟しており、大願成就なるか、初日から追いかけてみたい。