未来近づきすぎ。ホログラムのヴァーチャルアシスタントが開発される

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未来近づきすぎ。ホログラムのヴァーチャルアシスタントが開発される
未来近づきすぎ。ホログラムのヴァーチャルアシスタントが開発される

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 ホログラム投影と言えば、1977年上映の「スター・ウォーズ エピソード4」で出てくる、 R2-D2が映し出したレイア姫を思い出すが、あれから40年、現実はSFに追いついちゃったようだ。

 既にアップルの「Siri」やアマゾンの「アレクサ」のようなパーソナルアシスタントが一般的になっているが、それらは声だけで姿はない。そこに姿を与えたのだ。

 

 ジャレム・アーチャー氏は、ウィンドウズ10の「コルタナ」に合わせて動くホログラムデバイスを開発した。

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Holographic Cortana Appliance

 マイクロソフトのゲーム『ヘイロー』に登場する人工知能「コルタナ」(ちなみに同社のパーソナルアシスタントの名称は、これにちなむ)と同じく、その姿は透けるようなブルーライトで描かれ、ピラミッドプリズムの中を歩き回る。

 動画では、傘を持って行った方がいいかと質問されたコルタナが、温度グラフを表示して「たぶん必要ないわ」と説明してくれる場面が紹介されている。

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 アーチャー氏によると、開発費は10万円程度で、4ヶ月ほどで完成したという。・ホログラムの仕組み
 このデバイスには、現在のホログラムによく利用される「ペッパーズ・ゴースト」という視覚トリックが利用されている。基本的には、反射する床の表面に頭上のプロジェクターで映像を照射し、反射された映像が角度をつけたパネルに投影されることで立体的な映像を得る方法である。

 

 この技術を応用するために、3Dプリンターでピラミッド状のパーツを作成。そこにマイクとスピーカーを取り付けた。

 さらにマイクロソフトのサーバーと通信し、ウィンドウズ10のコルタナと同期する独自開発のソフトウェアを組み込んだ。

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 コルタナの歩いたり、身振り手振りをしたりといった動作は、妻をモデルに2基のキネクトで異なる角度からモーションキャプチャしたものだ。

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 これまでも、ヘッドマウントディスプレイなどを使用してホログラムを投影するシステムは開発されていたが、バーチャルアシスタントと合体させたところが新しい。

 開発過程はこちらのサイトで紹介されている。近いうちに、手を振ったり、会釈するような動作が追加されるかもしれない。

 「もっと精度を上げて、いろいろな動作をさせたいと思っています」とアーチャー氏。実際に商品化して、キッチンのカウンターや机の上で利用されるようになればとコメントしている。


via:Holographic Cortana Appliance: Working Concept/ translated hiroching / edited by parumo



 スマホからヒュっとでてきてアシスタントしてくれるホログラムとかも、あと数年後にはできちゃいそう。バーチャルなアシスタントがいてくれたら、もう私、寂しくないな。うん、もうほんと・・・


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