ボートレース 大豆生田蒼がA1昇級で夢へ一歩前進!

週刊実話

 先月一杯で2017年後期(7月1日から適用)の級別審査が終わった。レースを見る側も各級別のボーダーラインを巡る争いは楽しい。そんな期末の勝負がけの時期に最後の最後で昇級を決定づけたのが、埼玉支部の大豆生田蒼だ。

 独特な姓名、キャラクターから人気先行の感は否めなかったが、着実に力を蓄えていた。「いつもギリギリで届かない」というA級にこの度、ようやく手が届いた。4月25日の地元・戸田の最終日、前半レースで5着に敗れた大豆生田の勝率はA級ボーダー5.45を下回り5.42。残る1レースで1着条件という高いハードルを乗り越えて5.47で今期を終えた。
 「それ(A級)しか意識していませんでした」という一戦は堂々たるイン逃げで勝率アップに成功した。

 師匠は中里昌志。師からは「小技が多過ぎる、もっと上を目指すなら(スロットルレバーを)握るレースをしなさい」と指摘されているそうで「実戦で握るレースを心掛けていきたいです」と今後の課題を話した。

 「稼ぎたい」。これが選手を志した大きな動機。兄が2級建築士の試験を受けている真っ最中だそうで「1級建築士になってもらい、私がレースで賞金を稼いで、母に家を建ててあげるのが大きな夢」という。
 その目標へ、A級昇格で一歩前進した。さらなる高みへ貪欲に突き進む大豆生田の今後に注目したい。

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