世紀のスクープか第二の永田メールか?加計学園騒動の行方|やまもといちろうコラム (1/2ページ)

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Photo by photo AC(写真はイメージです)
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 山本一郎(やまもといちろう)です。今週、『週刊新潮』(新潮社)も『週刊文春』(文藝春秋)もネタを出すようで、またなぜか『日刊ゲンダイ』(日刊現代)まで便乗している加計学園問題ですが、かねてから安倍昭恵(54)事案の本丸と言われていただけに「ようやく出たか」という気持ちで一杯です。

 とはいえ、あくまで安倍晋三首相(62)が強く求めたレベルの話では犯罪ではなく、まあお友達に配慮したように見えてしまうという、微妙ネタで終わりかねないのは残念なところです。というのも、そもそも『朝日新聞』が一面で報じた内容は、そのネタ元である文部科学省・前事務次官の前川喜平さんが、NHKや日本テレビなど各テレビ局や、『毎日新聞』などにも持ち込んでどこも乗らなかったけど、『朝日新聞』だけが書いたという曰くつきの物件だったからであります。それを、『朝日新聞』が報じ、『週刊文春』が後を追う形になって「前事務次官が本物と認めた」と言っても、それはお前が持ち込んだネタだからだろうというマッチポンプ臭はどうしても出てしまいます。

 それにかぶせるような形で、ただでさえ私生活に問題があるという指摘があった前川さんの「豪遊話」が読売新聞に報じられると、本来加計学園と安倍晋三首相の間で取り交わされていた問題がどんどん矮小化されていってしまいます。安倍さん本人が加計学園の監事であった話は公然の事実であって、かつてそこでギャラをもらっていた利害関係者なのだといわれれば、やはり「まあそうなのかな。問題だな」とはなると思うんですよ。

 そもそも、『朝日新聞』が一面で報じたのは、ある意味で『朝日新聞』の「意地」であったろうし、逆に『朝日新聞』の安倍憎しが生み出した怨念じゃないかとさえ感じるんですよ。どうにかして、首を取ってやりたいという、根性のようなものと言えばご理解いただけるでしょうか。ほかのメディアは、当然クビになった前川さんの証言一本で紙面にするわけにもいかずスルーするところを、敢然と「世紀のスクープだ」と号砲をかけて大スキャンダルのようにもっていこうとする『朝日新聞』の背中を見送って涙するわけであります。

 残念ながら、文科省関係者からは「これ以上の資料が出てくることはまずない」との話でして、これはもうネットでは様々語られているところですけれども特区制度の申請から誘致を十年以上にわたって続けてきた今治市に対して、なにがしかの改革の前進を見せなければならない官邸サイドから「どうにかしてやれ」という意向が出ての忖度です。それが分かっているからこそ、森友学園よりは良いネタなんだろうけどさすがに限界があるんじゃないかと思うわけですね、元は民進党(当時は旧民主党)が手がけた話でもありますし。

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