チーターズ主将はサンウルブズ戦欠場 南ア代表選出のルールとモホジェが先発 (1/2ページ)
スーパーラグビーは来年からチーム数が削減され、2チームが除外されることとなる南アフリカ勢。その候補と見られているキングズが闘志を燃やしてシャークスやワラターズといった強豪も倒し4勝を挙げているのに対し、同じく、来季はスーパーラグビーでプレーできない可能性があるチーターズは、これまで2勝10敗と元気がない。来日前のニュージーランド遠征ではブルーズに32-50、ハリケーンズに7-61と大敗。帰国前ラストマッチとなる27日のサンウルブズ戦(東京・秩父宮ラグビー場)で、意地を見せられるだろうか。
今週、6月のテストマッチに臨む南アフリカ代表のスコッドが発表され、チーターズからはFLテボホ(オウパ)・モホジェとWTBレイモンド・ルールが選出された。今季4トライを挙げているガーナ出身のスピードスター、ルールは5年ぶりのスプリングボックス復帰であり、意欲に満ちてサンウルブズ戦に臨むだろう。
ボールを動かすアタッキングラグビーがチーターズの伝統的スタイルで、オフロードパスの数は全18チーム中最多。WTBルールも巧みだ。FBクレイトン・ブロメキースはボールキャリー力があり、右WTBセルジール・ピーターセンも決定力は高い。
モールからのトライも多く、南ア代表キャップ保持者のFLウザイア・カシームなどがパワーをもたらす。
キャプテンのCTBフランソワ・フェンターは先週のハリケーンズ戦で太もも裏の肉離れを起こし、欠場。ゲームキャプテンはナミビア代表でもあるHOトルステン・ファンヤースフェルトが務めることになった。
南アA代表に選出されたSOフレッド・ゼイリンガはベンチスタートとなり、安定したゴールキッカーであるユーティリティBKのニール・マレーが10番をつける。
チーターズはサンウルブズと同じく、タックルの成功率が低くてディフェンスが弱い。それでも、タックル数ランキングでHOファンヤースフェルトとFLモホジェはトップ10に入っており、侮れない。
セットピースは、ラインアウトは平均的に安定しているが、スクラムは苦戦することが多いチーターズ。しかし、南アA代表に選出されたばかりの21歳のPRオクス・ンチェはエネルギッシュで、得意のボールキャリーだけでなくスクラムでも成長中だ。