シンガポール・チャイナタウンの巨大ランドマーク「新加坡佛牙寺龍牙院」に圧倒される (1/3ページ)
中国系、インド系、マレー系をはじめ、異なる民族がそれぞれの文化を維持しながら共存している多民族国家、シンガポール。
そんなシンガポールを代表する見どころのひとつが、チャイナタウンです。シンガポールを構成する民族のうち、7割を占める多数派が中国系ということもあって、チャイナタウンはシンガポールにあるエスニックタウンのなかでも規模が多く、活気に満ちています。
近代化の波を受けながらも中国文化が根付いた独自の景観を維持するチャイナタウンに、2005年に登場したのが「新加坡佛牙寺龍牙院」。
その巨大さと鮮やかな色使いから、チャイナタウンにある建物のなかでもひときわ目を引く仏教寺院で、ミャンマーの寺院で見つかった仏陀の歯を祀るために建てられました。
唐王朝時代の建築様式を用いたダイナミックな姿から、たちまちチャイナタウンのニューランドマークの地位を確立。参拝に足を運ぶ中国系住民はもちろんのこと、シンガポールを旅行する観光客も多く訪れる名所となっています。
寺院の正面に立つと、その大きさにただただ圧倒されます。
入口をくぐって1階の奥に進むと、巨大な弥勒仏が鎮座する大ホールが。
左右の壁には100体の仏像が並び、さらにその周囲は無数の極小の仏像で埋められています。