モラハラが見るに堪えない?沢尻エリカ『母になる』視聴率が7.9%に急落

デイリーニュースオンライン

母になる|日本テレビ公式サイトより
母になる|日本テレビ公式サイトより

 沢尻エリカ(31)が主演を務める「母になる」(日本テレビ系)第7話が24日に放送され、平均視聴率7.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)となり、前回より1.6ポイント下降した。これまで謎に包まれていた木野(中島裕翔)が持っている110円の意味、広(道枝駿佑:関西ジャニーズJr.)が誘拐されてからの柏崎夫婦の様子など、まだ明かされていない過去の伏線が次々と回収されていった第7話。ただ、視聴率は前回よりも大きくダウンした。前回の麻子に対する、見るに堪えないハラスメントが影響したと考えられる。

 莉莎子(板谷由夏)同席のもと結衣(沢尻エリカ)と麻子がこれからについての話し合いをすることに。陽一(藤木直人)の母、里恵(風吹ジュン)から広が誘拐された後、結衣が世間からどんな仕打ちを受けてきたかを聞かされていた麻子は、事情があったにせよ自分がどれだけ取返しのつかない事をしてしまったのかということを理解し、結衣に深くお詫びをする。一方の結衣も、木野から麻子の過去の話を聞いており、麻子の気持ちも理解したうえで、お互い過去の話はこれで終わりにしよう!という流れになったのだが……。

 結衣はここで麻子の気持ちを逆なでしてしまう発言をしてしまったのだ。それが「かわいそうに」という言葉。子どもを産めなかった麻子に対して、かわいそうと言ってしまったことで、事態は急変し本音を言い合う修羅場となってしまうのだった。

 女3人による激しい罵り合いは、この回最大の見せ場と言えるだろう。産みの母親と育ての母親のどちらの気持ちも分かるだけに、見ていても心苦しくなるばかりだ。さらに、話し合いと言いつつ、結衣と莉莎子の2人がかりで麻子に「母親」としての牽制を入れていたようにも見える場面は恐怖すら覚える。初めの方こそ穏やかな話し方ではあったが、言っていることとは反対に「私はあなたを受け入れるつもりはない」という気持ちが見え隠れしているのだ。莉莎子も言っていた“本音”と“建前”だが女の世界では、本音で話をすることはほぼないに等しいのだ。

 また、女としては西原夫婦の「母親やめてもいい」という話も気になるところだ。「母親を辞める」という強烈なワードではあるが、世間では同じように「母親を辞めたい」と思っている女性はかなり多くいると思っている。これは別に、子どもがいらなくなったという意味ではない。仕事に没頭したり、自分の好きなことに費やす時間がもっと欲しい!という意味だ。たった1日子どもをおいて同窓会に出席しただけでも「ネグレクト」とバッシングされた結衣だが、現実の世界でも同じなのではないだろうか?毎週飲みに行く母親がいるとすれば、おそらく「酷い母親」と言われてしまうはず。それに対し、父親が毎週飲みに行くのは仕方のないこととして許されてしまう現代社会。

『母になる』というタイトルではあるが、私は毎回その裏にいる父親の存在も気になっているのだ。そんな中、母親の味方と言えるのが教授(浅野和之)。時折ダダをこねる姿も見せるが、基本的には莉莎子の好きなように仕事をさせ、疲れているようなら自分が母親の仕事を引き受けるとまで言ってくれている。ママ友と仲良くなりすぎるのはどうかと思うが、ママ友会に参加するくらいだから学校行事なども楽しんで参加してくれるのだろう。理想の母親はまだ誰か分からないが、今のところ西原教授が理想の父親像としてふさわしいのかもしれない。

文・吉本あや

「モラハラが見るに堪えない?沢尻エリカ『母になる』視聴率が7.9%に急落」のページです。デイリーニュースオンラインは、母になる沢尻エリカエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧