平行線や縞模様で頭痛も?視覚情報と健康の深い関係について (1/4ページ)

Doctors Me

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皆さんは、視覚情報が私たちの健康に深い関わりがあるのをご存知でしょうか?

身近な例をあげると車酔いなどがありますが、酔わない人と酔う人とで大きな違いがあります。

今回は不思議な視覚情報と健康について、医師に詳しく解説していただきました。 視覚情報は目と脳でどう処理される?
視覚情報は目の黒目と水晶体を通り、上下左右反転して眼球の奥に映し出されます。

眼球の内側に張り巡らされた網膜が光を受け取ると、網膜にある様々な細胞が情報処理を行い、電気信号を発して脳に伝えます。

脳の一番後ろ側にある後頭葉で、視覚情報はさらに処理され、側頭葉や頭頂葉に伝えられます。そして聴覚など他の情報と統合されたり、記憶の中にある映像と照合したりして意味づけされ、意識に上ります。 視覚情報による悪影響1:ポケモンショック

光過敏性発作
1997年に放送されたアニメ、ポケットモンスターの1場面で、画面が点滅するシーンがあり、その放送を見た700人以上の患者(多くは子ども)が体調不良や 頭痛てんかん発作のような症状を訴えました。

症状は「光過敏性発作」と呼ばれるもので、被害者の人数の多さからこの事件は世界的に有名になり、学術論文でも言及されています。
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