プロ野球2017交流戦「新3大遺恨バトル」はこれだ!(1)「巨人vs日ハム」は遺恨だらけ (2/2ページ)
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週刊アサヒ芸能 2017年 6/8号
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栗山英樹
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高橋由伸
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日本ハム
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巨人
吉川光夫(29)はトレードで巨人に放出されたが、
「メンタルがあまりにも弱く、何度チャンスを与えてもうまくいかないため、環境を変える時期に来ていただけです。かつてはエースも務めただけに吉川自身には捨てられた意識が強いようですが、別リーグで活躍してもらう分には、先を見据えた育成をしている日ハムの評価にもつながりますからね。今オフには大谷翔平(22)や中田翔(28)の流出問題もありますが、昨年日本一となったこともあり、『3年間で新しいチームを作れればいい』という考えで動いている」(スポーツ紙デスク)
そして、まんまと“在庫”で獲得したのが大田泰示(26)だった。下位打線ではあるもののレギュラーに定着し、すでにキャリアハイである6本の本塁打を記録している。
「栗山英樹監督(56)は以前から獲得を熱望していました。その熱意はすさまじく、当時の原辰徳監督(58)に断られても直訴したほどです。その原前監督が退任し、東海大相模出身の後ろ盾を失った大田は『2試合ダメだったら外される』と漏らすほど高橋由伸監督(42)の采配に疑問を感じていた。最後は自分から『出たい』と巨人を見限っていました」(前出・スポーツ紙デスク)
窮屈な環境から抜けた大田は、全体練習は短く、選手の自主性に任された“ハム流”が水に合い、「自分はどうすればチームに貢献できるか」と、意欲を見せているという。
「さすがに巨人への愛着心は完全には捨てきれず『巨人だったらこうしていた』と引き合いに出すので、距離を取ろうとする一軍選手もいるようですが、そうした複雑な感情が巨人戦で爆発したらおもしろい」(前出・スポーツ紙デスク)
移籍マグマがそこかしこで煮えたぎる、最大の遺恨カードとなりそうだ。