AV出演強要問題避けるためにスカウトが採用した「新しい手口」 (1/2ページ)

まいじつ

Graphs / PIXTA(ピクスタ)
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アダルトビデオ出演の強要が社会問題化するなか、政府は先ごろ、警察庁など関係省庁の幹部を集めて対策会議を開き、全国の警察に担当の『専門官』を配置するよう指示した。

この問題が大きな関心を持たれるようになったのは、昨年10月、セクシー女優の香西咲が週刊誌に“意に沿わない形”での出演強要を告白したことがきっかけだ。その後、相談の窓口となる人権団体もできた。

そうしたなかで、大阪府警が5月29日に「1日に5万円、3日で20万円を払う」として18~19歳の少女を『コスプレモデル』と偽りインターネットで募集、アダルトビデオへの出演をさせた金沢新一容疑者を、職業安定法違反(有害業務の募集)とわいせつ電磁的記録媒体頒布の両容疑で逮捕した。モデル募集サイト『Moe★Moe Style』を運営していた金沢容疑者から押収したわいせつなDVDは、約6万8000枚にも及んだ。

「スカウトマンが女性への口説き文句として『読者モデルやりませんか?』と街で声を掛け、ターゲットが現場に来ると、すでに裸の男優が待ち受けて『聞いていない』と主張しても押し切られて泣き寝入りするようなケースは、すでに昔の話です。いまは、わざとスカウトマンに引っ掛かって『出演強要された』と弁護士を立てて慰謝料をふんだくる“逆強要女優”も出てきています。きちんと“手順と確認”を重ねないといけません」(AVライター)

かつては、AVメーカーと女優が現場で「そこまでやるとは聞いていない」というような話や、女優が所属事務所と金銭で揉めたなどのトラブルは多々あった。そうした類いの揉め事は、女性を事務所に引き渡したら仕事は完遂、というスタイルのスカウトマンには無縁であるはずだった。

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