「ヨシノブ巨人」メルトダウンで菅野が“メジャー決意”(3)「今は野球つまらないよね」 (1/2ページ)
- タグ:
-
週刊アサヒ芸能 2017年 6/15号
-
堤辰佳
-
高橋由伸
-
巨人
-
プロ野球
さて、低迷するチーム状況に話を戻そう。6月1日の楽天戦で、意気込みむなしく5回8失点でKOされた菅野について、試合後の囲み取材で村田ヘッドが、
「投手が試合を作ってくれないことには始まらない。バッテリーがしっかりせいというのはある」
と一喝した。先の球界関係者によると、このコメントを聞いたさるベテラン選手は、
「調子の悪い菅野にサインを出すこともなく、バッテリーに任せっきり。あとからコメントするだけなら誰でもできるよね」
と、あきれ口調だったという。
負の連鎖は止まらない。
早くも3敗と、15年の来日以来、過去最多の敗戦数にすでに達しているマイコラス(28)。彼に関しても、球団内から「敵チームがベンチ(のサイン)をのぞいているんじゃないか」とお門違いの声が出ているという。
「そんなわけないでしょう。小林のリードがすでにバレバレなんです。加えて、マイコラスの癖に他球団が気づいたことが大きい。他球団のスタッフは『余裕で打てますよ』と豪語するほどです。本人も今オフにはメジャーに戻ることで話ができているとも言われ、“サボリ病”を再発させているとも‥‥」(NPB関係者)
貧打、投壊と、若手選手にとっては逆に最大のチャンスにも見えるが、停滞する空気に足を引っ張られている状態だ。
「輪をかけているのが罰金制度。その額は他球団よりも多く、チャンスでバント失敗となると10万円近くも取られます。レギュラー陣なら痛くもないでしょうが、若手にとっては非常に厳しく、音を上げている選手もいる。おまけに徴収に来るスタッフが『ヘッドがブチ切れてたぞ』と、いらないひと言まで残していくので、ストレスは相当なものです。ミスを恐れるあまり本来の力を出せていません。そんな時こそ、若手のケアに回るのが主将の坂本勇人(28)の役目ですが、自身の成績が期待したほど上がらないことも重なり、『今は野球つまんないよね』とこぼすだけです」(スポーツ紙デスク)
チーム崩壊真っただ中で、オフの巨大補強を指揮した堤辰佳GM(51)の周辺も騒がしい。