「母になる」最終回でサムいコメディー場面にどうカタをつけるのか

アサジョ

「母になる」最終回でサムいコメディー場面にどうカタをつけるのか

 沢尻エリカ主演ドラマ「母になる」(日本テレビ系)がここにきて「一昔前の昼ドラの様相を呈してきた」と視聴者を絶句させているという。

「このドラマは“沢尻エリカ演じる結衣の息子が3歳の時に誘拐されて行方不明になり、生活も夫婦関係も崩壊したが、9年の時を経て息子が突然現れる。しかも、行方不明の間、見知らぬ女に育てられていた”というシリアスな設定でした。にもかかわらず、次から次へといろんなエピソードが出ては消えていくだけで、登場人物の内面や困難を乗り越える過程がきちんと描かれていない。そのかわりに、間の抜けたBGMとともに“ここ笑うところですよ”と言わんばかりのお粗末なコメディー的場面が挿入され、視聴者を興醒めさせています。

 そのコメディー設定が上手くストーリーへのスパイスになっていればいいのですが、ただ乱発されるだけ。内容も古臭く、一昔前の安っぽい昼ドラのようだと酷評されています。シリアスな展開、泣けるストーリーを期待して観ていた視聴者は肩透かしをくらっている状態です」(テレビ誌ライター)

 さらにそれを演じているのが、沢尻エリカをはじめとした実力派俳優だというのも痛々しいのだという。

「それぞれの俳優は確かに熱演しています。でも、古臭い脚本や演出のせいで、熱演すればするほどスベってしまうという状態。出演者が気の毒になってくるほどです」(前出・テレビ誌ライター)

 本作はいよいよ今週、最終回を迎える。ネット上には「こんな状態で、どうやってまとめるの」「迷走したまま終了だな」など不安視する声も。果たして“夜10時のドラマ”にふさわしい深みのあるフィナーレを迎えることができるのか。

(稲垣まゆう)

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