【プロ野球】3勝14敗の悪夢を振り払え! 残りを4勝2敗で交流戦勝率5割。「弱いDeNA」返上への一歩を (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■主砲の開眼が待たれるも、伏兵の躍進あり

 主砲・筒香嘉智は未だ復調せず、チームは苦しい。しかし、そのなかで相手チームのデータ蓄積が少ない交流戦だからこそ持ち味を発揮した選手がいた。それは4番・筒香の後ろ、5番に定着せんとする宮崎敏郎だ。

 驚異的に三振率が低く、ボールコンタクトの正確さが光る宮崎のバッティングは、対戦経験が少ない投手が相手なら特に効果的だ。

 6月9日の西武戦では、3番・ロペス、4番・筒香が不発の中、西武のクローザー・増田達至から決勝の2ランをスタンドに叩き込み、存在感を見せつけた。残り7試合でも宮崎の役割は重大だ。

 そして、筒香もなんとか残りの交流戦で力を発揮し、「日本の4番」の恐ろしさを見せつけてほしい。「DeNA、組みやすし」とのんでかかってくるパ・リーグ勢にひとあわ吹かせて、「交流戦に弱いDeNA」のレッテルを返上したいものだ。

文=元井靖行(もとい・やすゆき)

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