AKB総選挙で渡辺麻友が「2位でよかった」と言われる理由
『AKB48』の渡辺麻友が、6月17日に開催された『第9回AKB48選抜総選挙』の2位となったステージで、同グループからの卒業を発表した。
渡辺は「皆さんにお伝えしたいことがあります」と切り出し、「わたし、渡辺麻友はAKB48を卒業します。卒業を決めさせていただきました」と宣言。涙はなく、淡々と言葉を紡いだ。卒業は自分で決めたことを明かし「メンバーとして、やり残したことはありません」とすっきりした表情で語った。
「今年いっぱいで卒業することになっていた。これでいわゆる“卒業ビジネス”が始まります。卒業を惜しむファンたちに向けて、さまざまなイベントを展開するでしょう」(芸能ライター)
スピーチで渡辺は第1回からの順位を「4位、5位、5位、2位、3位、1位、3位、2位」と暗唱し「皆さんのおかげで、神7、ベスト5に入れていただき、感謝してもしきれません」と頭を下げた。しかし、その顔は1位を逃した悔しさに満ちていた。
3年連続1位の指原莉乃と並んで終了後にインタビューを受けていた渡辺は「もうかなり前から卒業を決めていました」と語っていた。
ファンを奮起させる「2位」という結果
「渡辺の場合は、2位だった方が同情票が集まり、今後のビジネスがやりやすくなるでしょう。つまり、ファンたちもこの悔しさをバネにして渡辺を応援するだろうということです。AKBの運営にとっては悪い展開ではないです」(同・ライター)
一方で、1位で3連覇を飾った指原は「ラスト選抜総選挙第1位ありがとうございました! 応援してくれた皆のことが大好き! そしてまゆちゃん、ずっと第一線を走ってくれてありがとう。発表お疲れさま」とファンに感謝し、卒業を発表した渡辺をねぎらった。
指原はマイクを震える手で握り、渡辺がスピーチで卒業を発表したことについて「いまは正直すごくショックで、言葉になりません。どうなってしまうか分からなくて…」と涙。「まゆちゃんの判断を応援したいと思います」と声を震わせると、渡辺も号泣。涙が止まらなかった。
「渡辺は指原を支えつつ、卒業していく。美しい女たちの友情が今年の最後に展開されるでしょうね。紅白歌合戦まで渡辺には出てほしい」(ファン)
どうやら渡辺のファンたちは、応援したいという気持ちが倍増したようだ。
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