秋田大の「デジタル鉱山ギャラリー」がすごい! 江戸時代の精緻な絵図・絵巻に引き寄せられる (1/2ページ)
「阿仁鉱山 銅山働方之図」。鉱山の作業場に女性の姿が多く見られる。中には赤ん坊を背負った女性も......(秋田大学「鉱山絵図・絵巻デジタルギャラリー」より)
秋田大学の図書館が2016年春に公開した「鉱山絵図・絵巻デジタルギャラリー」が話題となっている。江戸時代の鉱山の絵図や絵巻を撮影した高精細なデジタル画像を、ウェブ上で自由に拡大したり、回転したり、操作できる優れた仕組みだ。絵図の上に書かれた手書きの崩し文字も、読みやすい活字風の書体に変換できるという。
Jタウンネット編集部は17年6月、秋田市にある秋田大学図書館に電話で話を聞いてみた。
長崎・出島のミュージアムから問い合わせ...?「阿仁鉱山 眞木澤繪圖面」(秋田大学「鉱山絵図・絵巻デジタルギャラリー」より)
電話で答えてくれたのは、秋田大学図書館の情報推進課の杉山禎広さんだ。
「デジタルギャラリーの目的は、秋田大学の前身・旧制秋田鉱山専門学校時代から受け継いだ貴重な資料を、広く知らせることです。デジタル化するときれいにはっきり見ることができます」。
秋田鉱山専門学校は1910年に設置された、日本唯一の官立鉱山専門学校。