元アイルランド代表ヒューゴ・マクニールが見た第1テストと日本との繋がり。 (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

分析や準備も今まで以上に徹底的に行われていますし、日本代表というチームはとにかく警戒されています」

 記者会見では、アイルランドのジョー・シュミット ヘッドコーチが、日本の警戒すべき選手の名前を挙げてみたり、ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチがかつて指揮を執っていたハイランダーズ(スーパーラグビー)の試合運びを研究した、というコメントも残されている。

「ジョー・シュミットは、歴代のアイルランド代表ヘッドコーチの中でも、最高のコーチだと言っていいと思います。彼の指揮のもと、アイルランドはシックスネーションズで2連覇(2014年、2015年)も達成しています。また、今回の日本遠征に参加している選手たちは若手とは言え、その多くはマンスター、レンスターという欧州の強豪クラブでプレーしています。両チームとも、欧州チャンピオンシップでプレーオフ終盤まで残るなど好成績でクラブシーズンを終え、この遠征に参加しています。選手たちの直近の調子は上々と言っていいでしょう。

 日本も後半の攻撃と、波に乗った時の攻撃には素晴らしいものがありました。特に、福岡(堅樹/WTB)のスピードには目を見張るものがあった。もう一度言いますが、今日の試合内容は、得点差ほど開いていません。アイルランドは、2戦目もまったく油断することはできません」

 慣れない地でのアウェーゲーム。主力抜き。そんな不安材料を抱えながらもキッチリと初戦をものにしてきたアイルランド。日本代表は、次戦でホームでの面目を保つ事ができるだろうか。

(取材/竹鼻智)
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