偉大なるプルービンググラウンド、ニュルブルクリンクとはどんな場所? (3/4ページ)

イキなクルマで

2015年に発生したVLN耐久シリーズ第一戦での事故の影響で一時中断されていましたが、現在はコースの補修も完了して再開されています。それでは、2017年現在のノルドシュライフェ最速市販車トップ10を見ていきましょう。

1位:ラディカル・SR8LM(2009年、6分48秒00) 2位:ランボルギーニ・ウラカン ペルフォマンテ(2017年、6分52秒01) 3位:ラディカル・SR8(2005年、6分56秒08) 4位:ポルシェ・918スパイダー(2013年、6分56秒08) 5位:ランボルギーニ・アヴェンタドールSV(2015年、6分59秒73) 6位:日産・GT-R NISMO(2015年、7分8秒68) 7位:メルセデスAMG・GT R(2017年、7分10秒92) 8位:グンベルト・アポロ スピード(2009年、7分11秒57) 9位:ダッジ・バイパー SRT-10 ACR(2010年、7分12秒13) 10位:レクサス・LFA ニュルブルクリンク・パッケージ(2012年、7分14秒64)

ラディカルは超軽量スポーツなので除外するとして、ここでの注目はランボルギーニ・ウラカン ペルフォマンテです。イタリアのスーパーカーが並み居るドイツ勢を相手に勝ったというのは、ランボルギーニがもはやただの「走る芸術品」ではなくなったという証でもあります。ベース車から40kgもの軽量化や、30PSアップされたエンジンパワーも効いているのでしょう。日本人として誇らしいのは、トップ10に2台がランクインされていること。いずれも日本の至宝ともいえるクルマたちで庶民には手の届かないものですが、夢を抱かせるには十分すぎるものでしょう。

■日本車よ、もっとニュルを目指せ!

「ニュルブルクリンクを市販前の最終確認の場として使うのか、それともニュルブルクリンクで開発するのか。この差は大きい」こう語る自動車関係者がいます。確かに現在はシミュレーション技術の進化などで、ほとんどの解析はコンピュータ上で行うことが可能です。しかし、実際に走らせてみなければわからないことも多くあります。1980~90年代、日本では多くの名車が生まれました。

「偉大なるプルービンググラウンド、ニュルブルクリンクとはどんな場所?」のページです。デイリーニュースオンラインは、ニュルブルクリンクモータースポーツ解説カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る