NZが5冠締めでセブンズ女王! 日本はイングランド倒しフランス大会10位 (1/2ページ)
ワールドラグビー女子セブンズシリーズ、2016-2017シーズンの総合チャンピオンに輝いたのはニュージーランドだった。6月24、25日にクレルモン=フェラン(フランス)で最終・第6ラウンドがおこなわれ、ニュージーランドはカップ決勝でライバルのオーストラリアを22-7で下し、今季5冠目を獲得。サラ・ゴス主将やポーシャ・ウッドマンなど15人制女子ワールドカップ(8月9~26日)の候補選手でもあるメンバーが不在だったが、今季最多トライゲッターとなった21歳のミカエラ・ブライドなどが活躍し、カップ制覇でシーズンを締めくくった。
女子ニュージーランドのシーズン総合優勝は2季ぶり4回目。
なお、今季のセブンズシリーズは来年7月にサンフランシスコ(アメリカ)で開催されるワールドカップ・セブンズの出場権もかかっており、前回大会上位ですでに出場権を得ていたニュージーランド、カナダ、アメリカ、スペインのほかに、オーストラリア、フィジー、ロシア、フランスがサンフランシスコ行きの切符を獲得した。日本は今秋開催されるアジア予選(アジアラグビーセブンズシリーズ)でワールドカップ・セブンズ2018出場を目指す。
ブラジルはコアチーム(トップ11)のなかで最下位となり、降格が決まった。
そのブラジルに替わって来季コアチームに昇格する日本は、クレルモン=フェラン大会に招待チームとして参加し、チャレンジトロフィーの準決勝でイングランドを25-7で下し、10位に入った。15人制代表も兼ねる主力の多くを欠いていたイングランドとは言え、女子セブンズシリーズでは優勝争いの常連であり、日本がイングランドに勝ったのは初めて。
序盤に山中美緒キャプテンの先制トライで勢いづき、小笹知美、横尾千里、中村知春、小出深冬なども躍動して新たな歴史を刻んだ。
チャレンジトロフィー決勝はスペインに14-15で惜敗したものの、15点ビハインドから、17歳の平野優芽が鮮やかなスピードランでチームを活気づけ、終盤にはクイックリサイクルでつないで大黒田裕芽がトライを挙げるなど、粘りを見せた。