夏にぴったり!人気絵師の浮世絵でお江戸の水辺をめぐる展覧会「大江戸クルージング」開催 (2/3ページ)

Japaaan

両国周辺で開催された花火大会は、当時の人々も大いに楽しんだようで、浮世絵作品にも数多く残されています。夜空に打ち上げられる華やかな花火の下、川面には舟遊びを楽しむ数多の舟が浮かび、夏の夜を楽しんでいました。

歌川広重「東都名所 両国橋夕涼全図」

同展では、江戸近辺の水辺がテーマの作品のみならず、多くの参詣者で賑わった江ノ島や、開運で栄えた日本各地の港を描いた浮世絵をはじめ、浮世絵に描かれた江戸時代のさまざまな船も紹介されます。

歌川国芳「東都名所 両国の涼」

浮世絵に描かれた水辺の風景、舟、川開きを楽しむ人びとらを眺めていると、江戸の町人たちが、水辺に大きな親しみを持っていたことがうかがえます。夏にぴったりの浮世絵が集まった展覧会で、江戸の涼を目で楽しんでみてはいかがでしょうか。

太田記念美術館の企画展は、浮世絵の色を保護するため会期が短めとなっています。この季節らしい浮世絵の数々、どうぞお見逃しなく。

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