古文書から紐解く巨大地震発生デー 第4弾 (5/5ページ)

週刊実話

こうした確率には、フィリピン海プレートや太平洋プレートによるプレッシャーが考慮されていないのです」(同)

 日本列島の上に住む我々は、内陸で起きる地震に海側のプレートはそれほど関係がないと思いがちだが、巨大地震を呼ぶものほど、地下深くに入り込んでいる太平洋側のプレートが大きく関係しているということだ。
 「先ほどお話した“年間10センチ”という圧力は、太平洋側に等しくかかっている。そのため当然、関西地方にもかかっているはずです」(前出・木村氏)

 阪神・淡路大震災から22年が経った兵庫や、貞観地震から約1150年経った京都、これまで直下型の巨大地震の記録がない大阪と、西日本でも多くの場所に危機が迫っている。
 果たしてそれらは、南海トラフ巨大地震の先なのか後なのか。

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