医療事務とは? なるにはどうすればいい? 仕事内容を知ろう (1/3ページ)

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求人サイトには「医療事務」についての募集が多いですよね。医療事務は、医療行為に携わることはありませんが、病院など医療機関の事務業務を支える大事な仕事です。今回は「医療事務」になるにはどうすればいいかを解説します。

■医療事務の仕事とは?

医療事務の仕事で行うのは主に次の3つです。

●医療事務の主な仕事

1.受付業務
診察券を受け取り患者の受付を行います。カルテを用意し、患者が受診する科へカルテを送ります。

2.会計業務
患者の受けた医療行為の内容を点数表に従って計算(後述)し、個人負担分の請求書(兼領収書のことがほとんど)を作成。会計を行います。

3.レセプト業務
レセプトとは「被保険者に対して請求する明細書」のことです。医科・歯科では「診療報酬明細書」、調剤薬局では「調剤報酬明細書」、訪問看護では「訪問看護療養費明細書」と呼ばれます。レセプトを作成し、保険者(市町村や健康保険組合など)に請求します。

会計業務では、点数計算を行わなければなりません。日本では診療報酬は点数制になっています。「1点 = 10円」で計算し、医療の内容が複数あればそれを加算して合計点を出し、医療費を算出します。

先日、筆者が病院に行ったときの「診察費請求書兼領収書」がありますので、そこから計算してみましょう。

●診療報酬の点数の例(3割負担の場合)

初・再診料:73点
投薬:133点
検査:210点
精神科専門療法:400点
合計点数:816点
保険分負担金額:2,450円

合計点数は816点ですので、「1点 = 10円」ですから本来「8,160円」です。しかし、(筆者の場合)健康保険で3割負担となりますので、「8,160円 × 30% = 2,448円」。

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