東山紀之でもうお腹いっぱい?朝の顔がジャニーズだらけの不安要素

デイリーニュースオンライン

Photo by djandyw.com(写真はイメージです)
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 10月からスタートするニュース情報番組『サンデーLIVE(仮)』(テレビ朝日系)に、東山紀之(50)が抜擢されることが過日発表された。

 同番組は、日曜の朝5時50分から2時間40分にわたる生放送となり、これに伴い、テレビ朝日における現在放送中の番組は終了と時間変更に分けられ大幅に変更される。この時間帯は『シューイチ』(日本テレビ系)や『サンデーモーニング』(TBS系)、『新報道2001』(フジテレビ系)など、報道・情報番組が歯列な争いを繰り広げている。この中に参戦することで、視聴率戦線がどのような変化をもたらすかにも、今から注目が集まっているようだ。

 現在朝の顔として、多くのジャニーズタレントがキー局でのキャスターを務めている。日本テレビにはTOKIOの山口達也(45)、TBSは国分太一(42)、NHKではV6の井ノ原快彦(41)がそれぞれの番組でMCを担当。加えて、フジテレビではHey!Say!JUMPの伊野尾慧(27)が曜日レギュラーをつとめている状況だ。ここに東山が参入することで、キー局における朝の顔がジャニーズそろい踏みとなったと言える。このような情報番組の参入には、ジャニーズにとってもさまざまなメリットがあるようだ。

「情報番組は、番組そのものが定着すれば、そのタレントにとって長期的な受け皿の確保になります。ドラマやバラエティーのように、クールも関係ありませんからね。それだけでなく、ジャニタレが情報番組に参入することで、ジャニーズ関連のスキャンダルなどは敢えて扱わないなどの操作もできる可能性もある。沈黙を守ることができるので、火消し対応がしやすいという点もあげられます」(芸能記者)

 昨今、ジャニーズタレント達のスキャンダルが急速に増えているだけに、事務所内だけでは賄えない状態が、このような対応策で表れてきたのかもしれない。

■不安要素は局外だけでなく局内にも?

 しかし、東山の新番組に関しては「早くも暗雲が立ち込めている」と、放送開始前から厳しい状況を予想する声もある。

「ライバル番組が多いだけでなく、裏番組にあたる『シューイチ』にはKAT-TUNの中丸雄一(33)が出演しています。『シューイチ』は朝の番組でも視聴率が高く、常時2ケタをキープしています。現在、朝にテレ朝を観ている視聴者がそのまま定着するとも限りませんし、視聴者を振り向かせることは難しいかもしれません」(前出・芸能記者)

 さらにテレ朝は、長年に渡って日曜日のこの時間帯は、アニメや特撮番組を中心に構成されてきた。今回の番組改編でもろに影響を受けてしまうのが、『宇宙戦隊キュウレンジャー』と『仮面ライダーシリーズ』だ。現在7時30分から8時30分の間に放送されている両番組だが、10月からは9時台に移行することになる。これについては、子育て世代からも不満が漏れているとも言われている。また、業界内でも同じように不満な声が囁かれているようだ。

「戦隊モノは、今や若手俳優の活躍の場となっています。特撮の出演は子どものみならず、その親にも知名度上昇につなげる場でもあるのです。そうした俳優たちを擁する事務所からは、時間変更による視聴率変動で、その効果が阻害されると懸念しているようです。とくに9時台になると親たちは動きだすので、これら保護者層の俳優認知度が薄まる可能性はあるでしょう」(前同)

 長年の番組編成を大改革して、日曜朝の情報番組に乗り出したテレビ朝日。この参入が果たして吉となるのだろうか。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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