今季2度目の全国高校大会が7月15日、東京都で開幕した。全国選抜大会に続く2冠目はセブンズでの勝負。最高気温34度という猛暑のなか、江戸川区陸上競技場など4会場で、15時から予選プールがおこなわれた。

　全国選抜大会を優勝している桐蔭学園（神奈川）はオープニングマッチとして尾道（広島）と対戦。序盤2トライを奪い快調な滑り出しかと思われたが、そこから尾道が2トライを挙げる。ただ、桐蔭学園はゴールキックが決まらず、尾道は2本とも決め、14－10と尾道がリードして折り返した。

　桐蔭学園にしては嫌な展開だったが、この局面を打開したのはHO原田衛主将。春はフロントローが大活躍、4人も高校日本代表候補に選ばれたほどだが、「フロントローが元気なので、原田を出そう」と決めたという藤原秀之監督。後半開始直後、自陣に攻め込まれたところでターンオーバーに反応すると、70メートルを独走して勝ち越しのトライを決めた。尾道のバックスが追いすがるも広いストライドでインゴール中央に飛び込み、17－14と逆転。その後2トライを追加した桐蔭学園が27－14と突き放した。さらに近大附和歌山を33－5と破った桐蔭学園は2連勝。明日のカップトーナメント進出を決めた。

　16日の大会2日目はカップトーナメントが江戸川区陸上競技場で、予選2位校によるプレートトーナメントは江東区夢の島競技場、予選3位校が出場するボウルトーナメントは葛飾区総合スポーツセンター陸上競技場にて、それぞれ15時から開始される。明日はトーナメント1回戦、準々決勝までおこなわれる。