ソムリエになるには? 気になるお仕事に就くにはどうすればいい? (2/2ページ)

学生の窓口

ソムリエ、シニアソムリエは、アルコール飲料を提供する飲食サービスや、ワインなど酒類飲料の仕入れや管理、販売、またアルコール飲料に関するコンサルタント業務に就いている人しか取得できません。

ソムリエ、シニアソムリエの受験資格ですが、ソムリエは、アルコールを提供する飲食サービスなど特定の仕事に通算3年(日本ソムリエ協会員は2年)以上経験している場合に受験することができます。シニアソムリエは、ソムリエの資格認定後3年目であること、またアルコールを提供する飲食サービスなど特定の仕事を通算10年以上経験していることが求められます。

ソムリエ、シニアソムリエの認定試験は、筆記、テイスティング、サービス実技の3つに分かれており、これらを通過した後に最終的な書類審査が行われ、認定に至るという流れです。

■まずは飲食業界で経験を積もう!


日本においては、極端にいえば誰でもソムリエと名乗ることは可能ですが、知識と経験が伴わなければ信頼されませんし、料理店に雇ってもらうことも無理でしょう。ですので、ソムリエの仕事をしたいのならば、まずは飲食店で経験を積む必要があります。そこで給仕の基礎などを学び、ワインなどアルコールについて知識を深めた後に、ソムリエの民間資格を取得する、というのが理想的なパターンです。

ソムリエの資格取得後は、その店で引き続き働くほか、よりランクの高い店舗に移るなども考えられます。ソムリエは知識と経験が成せる仕事ですから、より高い格式の店で働くには、地道に、着実に経験を積むことが大切なのです。

給与については、ヨーロッパなど海外では、優秀なソムリエは非常に高いお給料で雇われるものですが、日本ではまだそこまで高い水準で雇われるケースは少ないようです。とはいえ、飲食店では欠かせないポジションですから、知識と経験を重ねることで、いい待遇を得られるようになるでしょう。高給を得られるかどうかは、全て自分次第と、ある意味職人のような仕事といえますね。

ソムリエになるにはどうすればいいかについて解説しました。ちなみにソムリエは「男性」の場合の呼称。女性の場合は、「ソムリエール」という呼び方になります。日本ではまだそこまで多くないそうですが、海外では多くのソムリエールが活躍しています。男性だけでなく、女性のみなさんも、ソムリエ(ソムリエール)を目指してみてはいかがでしょうか。

(中田ボンベ@dcp)

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