「ハムレット」の舞台は世界遺産、デンマークの古城・クロンボー城を訪ねて (1/3ページ)

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「ハムレット」の舞台は世界遺産、デンマークの古城・クロンボー城を訪ねて

「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ(“To be, or not to be, ― that is the question.”)」。

これは、シェイクスピアの4大悲劇のなかでも傑作との呼び声高い「ハムレット」に登場する名台詞です。「ハムレット」は、ある日突然デンマーク王が亡くなり、王の死が叔父の仕業であると知った王の息子ハムレットが、復讐を果たそうとする物語。

デンマークの首都・コペンハーゲン近郊の港町・ヘルシンオアに、「ハムレット」の舞台として知られる世界遺産の古城、クロンボー城があります。

クロンボー城が築かれたのは15世紀のこと。エリック7世王が海峡の通行税徴収のために建てた城がはじまりでした。わずか5キロ先の対岸にスウェーデンの街・ヘルシンボリを臨むヘルシンオアは、海上交通の重要な拠点だったのです。

1629年には火災によって焼け落ちましたが、クリスチャン4世によってただちに修復されました。その後幾度かの戦争と都度の改修を経て、1924年の改修後に現在の姿となっています。

コペンハーゲンからヘルシンオアまでは、鉄道で45分。コペンハーゲンからの日帰り旅行にぴったりです。

ヘルシンオア駅から海沿いを歩いて行くと、見えてくるクロンボー城。

海を臨む最前線にどっしりとたたずむその姿は、「孤高の城」を思わせます。堂々たる風格を備えながらも、どこか孤独な印象を与えるこの城は、「ハムレット」の絶好の舞台だったのでしょう。

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