【プロ野球】楽天は金曜日。ソフトバンクは先発復帰組。ロッテはすべて。前半戦で見えた各球団の穴(パ・リーグ編) (2/2ページ)
■オリックスの弱点は……
≪先発三本柱≫
春先の好調から急失速したオリックスだが、その原因は金子千尋、ディクソン、西勇輝の不調。5月に6勝19敗と大きく負け越したが、この先発三本柱が突如勝てなくなったことが主因だった。
依然として3人への勝敗依存度がかなり高い状態で、武器にも弱点にもなりうる。
■日本ハムの弱点は……
≪中田翔≫
先発陣も昨季とは打って変わってひどい出来だが、巻き返しを期待したいのは、やはり中田翔だろう。ここまで打率.223、11本塁打、47打点。打点は決して少なくないが、得点圏打率.215の数字からも日本ハムファンの物足りなさは伝わる。
ついに4番から3番に打順を移したが、オールスターゲームを経ての変わり身はあるか!?
■ロッテの弱点は……
≪すべて≫
打てず守れず。そもそも戦力がまったく足りていない。
先発ローテーションはそろって防御率4点台を超え、3割打者も皆無。規定打席に到達しているのは鈴木大地のみ。さらには2ケタ本塁打を打っている選手もいない。
恐ろしいのは選手がケガで大量離脱していたわけでもなく、これでほぼフルメンバーということだ。伊東勤監督には同情したくなる。
(成績はすべて7月13日時点)
文=落合初春(おちあい・もとはる)