アントニオ猪木を操る「女帝」の独裁行状(3)20年前から奥さん気取り (1/2ページ)

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アントニオ猪木を操る「女帝」の独裁行状(3)20年前から奥さん気取り

 再びサイモン氏が口を開く。

「猪木さんの携帯電話に連絡をするとHさんが出るようになり、ここ数カ月でいつの間にか携帯番号も変わって連絡が取れなくなりました。実の娘である妻にも結婚の報告はなかったんです」

 親族よりH女史を選んだ猪木氏について、格闘技ライターはこう明かす。

「猪木さんの健康管理に気を遣って薬を用意したり、生活面で体調を気遣った世話もしているそうです。猪木さんが気功に興味を持っている時には、試合会場の控え室などでHさんが猪木さんの体に手をかざし、その独特の雰囲気に誰も近寄れなかった」

 2人を知る新日本プロレス元社長で経営コンサルタントの草間政一氏も言う。

「昔から猪木さんの周りにはビジネスで一儲けしようと、社長を名乗る人物とかがいろいろと近寄ってきました。人がいいので裏切られることも多く、誰を信じていいのかわからなくなっていたんです。そんな時にずっと近くにいたのがHさん。私が20年近く前に会った時から奥さん気取りで、Hさんが『右、左』って言ったら、猪木さんはそのとおりに動いていました」

 猪木氏から絶大な信頼を得る一方で、周囲の仕事関係者とH女史の折り合いはよくなかったようだ。興行関係者が語る。

「気性が荒くて人の好みがハッキリしています。猪木さんに直接仕事の話をすると、『勝手に決めないで!』と怒りだすことも。猪木さん関連の全てを取りしきり、口を挟む人は側近でも容赦しなかった。実弟の猪木啓介氏や『都民ファーストの会』の野田数氏も猪木事務所で秘書をしていた時に追い出されたそうです」

 新日本プロレス関係者も続けて、

「Hさんは策士だよ。気に入らないヤツがいれば、あの人は女を3人ぐらい養うために新日本の金を不当に使っているはずだとか、どんどん猪木さんに悪口を吹き込んでいくんだ。昨日までの仲間が翌日には敵にされるから、周囲はビクビクしていた」

 まさに「女帝」と言うべき存在だったのだ。

 あくまで猪木氏との関係修復を図りたいIGFは、騒動を収束させるため、リングでの決着を提案している。

「IGFの新ブランド『NEW』と猪木さんの『ISM』の5対5での対抗戦をぶち上げました。

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