なんと400語超あるとも言われる日本情緒あふれる「雨の呼び名」を一挙ご紹介 (3/5ページ)

Japaaan


伊勢清めの雨:いせのきよめのあめ:宮中行事の神嘗祭が執り行われる、陰暦9月17日の翌日に、祭祀の後を清める雨。
霧雨:きりさめ:霧のように細かい雨。気象学では、直径0.5mm以下の雨粒の大きさの雨のこととされています。春に降ると小糠雨と呼ばれます。
秋湿り:あきしめり:秋の長雨のこと。
秋霖:しゅうりん:こちらも秋に長く降り続く雨のこと。同じ雨でも、さまざまな呼び方があります。 冬の雨

時雨:しぐれ:晩秋から冬にかけて降る、降ったり止んだりのあまり強くない雨。晴れていた空が急に暗くなり、はらはらと軽く降る通り雨。俳句では冬の季語。時雨にもさまざまな呼び方があります。
朝時雨:あさしぐれ:朝方に降ったり止んだりする。
北時雨:きたしぐれ:北風とともにやってくる。
北山時雨:きたやましぐれ:京都の北山の風物詩。
山茶花時雨:さざんかしぐれ:山茶花の紅い花が咲く頃に降る。
横時雨:よこしぐれ:横なぐりに降る。
村時雨:むらしぐれ:激しく降って、さっと通り過ぎてしまう。
月時雨:つきしぐれ:月明かりの中の時雨。物語や絵画の中のような風流な景色。
冬時雨:ふゆしぐれ:時雨は冬のものですが、晩秋に降るものとはっきり区別するための呼び名。
片時雨:かたしぐれ:ある場所では雨が降ったり止んだりしていて、別の場所では晴れていること。
氷雨:ひさめ:霙(みぞれ)や雪に変わる前の凍るように冷たい雨。もともとは、夏の季語で雹(ひょう)や霰(あられ)を表していました。
凍雨:とうう:凍りつくような冷たい雨。また、雨粒が凍って降ってくる雨のこと。

「なんと400語超あるとも言われる日本情緒あふれる「雨の呼び名」を一挙ご紹介」のページです。デイリーニュースオンラインは、日本語・日本文学雑学カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る