なんと400語超あるとも言われる日本情緒あふれる「雨の呼び名」を一挙ご紹介 (4/5ページ)

Japaaan


寒九の雨:寒の入りから9日目に降る雨。この日に雨が降ると、その年は方作為なるとの言い伝えがあります。
寒の雨:小寒、大寒の時期に降る雨のこと。
鬼洗い:おにあらい:大晦日に降る雨。語源は鬼やらいとも呼ばれる、追儺(ついな)という宮中の年中行事に由来するとの説も。 降り方による雨の名前 強い雨

篠突く雨:しのつくあめ:激しく降る雨のこと。まるで細い竹、篠で突くような雨。
飛雨:ひう:風まじりの激しい雨。

弱い雨

小雨:こさめ:軽い降雨。数時間降り続いても降水量が 1mm未満の雨。
涙雨:なみだあめ:涙のようにほんの少しだけ降る雨のこと。
天気雨:晴れているのに降る雨。
天泣:てんきゅう:空に雲がないのに細かい雨がふってくること。まるで天が泣いているとした感性の繊細さが素敵です。天気雨の別称。
狐の嫁入り:きつねのよめいり:お日さまが照っているのに降る雨のこと。天気雨と同じ意味。
涙雨:なみだあめ:ほんの少しだけ降る雨。こちらも日本語の美しい表現のひとつです。
微雨:びう:急に降り出し、すぐに止む雨。濡れてもすぐ乾く程度の弱い雨のこと。

いきなりの雨

鬼雨:きう:鬼の仕業かと思うような並外れた雨。近年登場した言葉「ゲリラ豪雨」の和名。
驟雨:しゅうう:急にどっと降り出して、しばらくすると止んでしまう雨。にわか雨、村雨とも。
俄雨:にわかあめ:天気予報では「にわか雨」と表記されることが多いですが、漢字ではこのように書きます。
通り雨:さっと降ってすぐに止んでしまう雨。さまざまな呼び名がある雨の降り方です。

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