安倍晋三総理の「忖度」を突く今治市議の投げ掛けた質問 (1/2ページ)

まいじつ

安倍晋三総理の「忖度」を突く今治市議の投げ掛けた質問

安倍晋三内閣の支持率が急落し、自民党内の基盤も揺らいでいるなか、7月24日と25日に国会の閉会中審査が開かれることになり、支持率急落の原因となった加計学園問題を安倍首相も出席して審議することになった。

「渦中の加計学園は千葉県銚子市で千葉科学大学という学校を経営しています。ただ、ここ数年は定員割れが続き、決して経営は楽とはいえないようです。同大学は当時の野平匡邦市長が招致したのですが、招致の際に加計学園に92億円もの補助金を提供し、市有地9.8ヘクタールを無償貸与することで実現しています」(全国紙社会部記者)

その補助金の大部分が、市の“借金”だったことなどから、銚子市民から批判が出ている。結局、加計学園が補助金14億6000万円を返還することで市と合意し、市側はさらに約8億円の辞退を要請して、加計学園が市民に貢献できる施設を建設することになったが、現在も実現はしていない。さらに、招致の際に市議会議員が「千葉科学大学ができて国から地方交付税60億円が銚子へ来た」と言っていたそうだ。

銚子市の試算では、銚子市が独自に千葉科学大学に対する交付税措置額を試算した結果は、約4億6000万円。明らかに金額が違い過ぎる。

そして、今回の当事者である愛媛県今治市は、獣医学部新設で16.7ヘクタールの用地(約37億円相当)を無償で提供し、校舎建設費の補助金として今後8年間で計64億円を助成する方針となっている。

「加計学園が丸もうけじゃないですか」

千葉県銚子市の現状を知った今治市議会では、以下のような市長と市議会議員とのやり取りがあった。

議員「すみません、1年生議員が恐縮なんですけど、事が性急すぎるんじゃないでしょうか。 急ぎたいという気持ちも分からんではないのですが、いま、市民が納得するのかと言ったら、わたしは疑問があります。

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