リトアニアバロックの真珠!2000の彫刻が迫りくるリトアニア・ヴィリニュスの聖ペテロ・パウロ教会 (2/4ページ)
扉をくぐって教会内部に足を踏み入れた瞬間、真っ白な内壁が無数の彫刻で埋め尽くされている光景に感嘆のため息が・・・
天井も、壁も、柱も、一面が漆喰彫刻で覆いつくされています。その数なんと2000以上。イタリアから招かれた彫刻職人が制作にあたり、数百人ものリトアニアの職人がアシスタントに加わりました。
ここにある彫刻について特筆すべきは、ひとつとして同じものがないと言われていること。
彫刻のテーマの多くは、聖書や神話から取られており、リトアニアの戦史を表現したものもあります。モチーフは聖人や天使、植物、想像上の獣など多岐にわたりますが、隣り合っている天使の彫刻は、それぞれにポーズや表情が異なります。
同じように見える花の彫刻であっても、やはり花びらの付き方や角度などが異なっているのです。