急増するマダニ感染症!刺された時の症状と危険から身を守る予防対策 (1/9ページ)
2017年7月24日、厚生労働省は野良猫に噛まれた50代の女性が、マダニ噛まれ感染する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症し死亡したと発表しました。(参照)
8月に入ってからもマダニ感染症が過去最高で増加の勢いをみせ、東日本へ拡大しているとのことなので、引き続き注意が必要です。(参照)
今までにマダニから感染するといったことはあまり聞かれなかったため、露出が増える夏に、どう対処して良いか不安に感じる人が多くいらっしゃると思います。
今回は、マダニ感染症の原因、万が一発症してしまったときの対処法、予防法など医師が解説します。
マダニ感染症とは
マダニはダニの一種ですが、いわゆる布団の中にいるダニとは異なり、3~8㎜程度あるため目で見て発見することができます。マダニは人間、動物の血を吸って生きていますが、その際に血液中のウイルスや細菌を感染させることをマダニ感染症と言います。
マダニ感染症の種類
ダニが媒介する感染症には、下記のようなものがあります。