パナソニックワイルドナイツ、仕上がり順調。若手主体のハイランダーズに快勝 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

 2季ぶりの王座を目指し、パナソニックワイルドナイツのチーム作りが着々と進んでいる。

 8月11日、「グローバルラグビーフェスタ2017 埼玉・熊谷」として熊谷陸上競技場で若手主体のハイランダーズと対戦。22-7と快勝した。

 入れ替え自由、29人のメンバーで臨んだ一戦。開始3分にSOスコット・イードに先制トライ(コンバージョン成功)を許したものの、これが相手にとって唯一の得点となった。11分、ゴール前ラインアウトからHO堀江翔太がトライを挙げて同点に追いつくと、27分にはWTB福岡堅樹の突破を起点に、LOサム・ワイクスがつなぎWTB山田章仁がトライし14-7と逆転。前半40分にはPRヴァル アサエリ愛がチーム3本目のトライを奪い、後半に1PGを追加し、22-7でニュージーランドの強豪から白星を挙げた。

 試合後の会見でロビー・ディーンズ監督は「強度を高く保てたことに満足している。若い選手も最初は戸惑ったが、落ちついてゲームをコントロールしてくれた」と振り返った。

 この日、存在をアピールしたのは、コカ・コーラから移籍したLOワイクス。サンウルブズでも見せたボールキャリーの強さをたびたび披露。この日のマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれた。

「コーラとの契約が終わって、サンウルブズでプレーしているときにチームから声をかけてもらった。スタイルはサンウルブズと大きく変わらないので、馴染むのに時間はかからなかったよ」とワイクス。

 ディーンズ監督は「彼はスマートな選手。ラインアウトでもリーダーを務めているし、ボールを持つとより強さが活きる。チームの層をさらに厚くしてくれる」と評価した。

 昨季はチーム作りが遅れ序盤で2敗。優勝争いには残れず。それでもディーンズ監督は以前、「多くの若手がトップリーグでデビューして経験を積めた」とチームの底上げを収獲に挙げていた。

 ハイランダーズ戦の後半、大半のメンバーが代わった中、2年目の森谷圭介は15番で最後まで出場。ルーキーの松田力也も12番でフル出場した。ディーンズ監督は「森谷は12番、15番。松田は10番、12番。山沢(拓也。後半からSOで出場)は10番、15番をこなせる。相手を見て選んでいける」。

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