腎臓の機能低下の可能性も… 重大病が潜む足の“むくみ”のサイン(2) (2/2ページ)

週刊実話

例えば、足の皮下組織に体液が溜まっている場合、患部を表面から弾力性のある包帯や靴下、下着などで圧迫すること。皮膚を固定した状態で運動すると、筋肉と一緒に包帯や靴下で挟まれた皮下組織を押し上げるため、リンパ管に“筋肉ポンプ”のような効果をもたらすようになるのです」(専門医)

 医師によっては、薬剤治療より、こうしたバンデージを使った筋肉運動を勧める。筋肉そのものの動きだけでは効果が出にくい場合もあるからだ。
 「一般論になりますが、運動不足の人は、足の筋肉も弱っていることが多い。ですから足の筋肉ポンプ効果が十分に得られず血行が悪くなる。調理師や店頭販売員など、いわゆる立ち仕事をする人たちは、足のむくみに襲われることが多い。自宅に帰ったら青竹踏み、足湯に浸るのもいいと思いますし、軽いストレッチ、マッサージをしてむくんだ部分の筋肉をほぐすのも効果があります」(健康ライター・泉純也氏)

 いずれにしても、次のような症状がある場合は、大きな病気のサインである可能性が高いことを知っておこう。
 (1)足だけではなく全身にむくみが出てきたとき。
 (2)足のむくみが起きると同時に動悸や息切れを感じる。
 (3)全身にむくみが起きると同時に、お腹にも水が溜まるようになる。

 むくみは侮れない。

「腎臓の機能低下の可能性も… 重大病が潜む足の“むくみ”のサイン(2)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧