もっちり&清涼感がたまらない!夏の京風スイーツ「もっちりとした麩まんじゅう」試食レビュー (1/2ページ)

Japaaan

もっちり&清涼感がたまらない!夏の京風スイーツ「もっちりとした麩まんじゅう」試食レビュー

夏、甘いものが欲しくなるとかき氷など氷菓を食べたくなることが多いですが、体を冷やすのが困りものと言う方も多いのではないでしょうか。そこで筆者がおススメするのが、清涼感と満足感をダブルで味わえる和のスイーツ・麩饅頭です。

実は皇室ゆかりのスイーツだった麩饅頭

麩饅頭は読んで字の如く麩、それも生麩を使った生地でこし餡を包んだお饅頭です。生麩と言えば京都が有名ですが、この麩饅頭も京都で生まれています。その発祥についても色々な説があり、精進料理が元だと言う説もありますが、最も有名なのは『麩嘉』と言う生麩の店が作ったと言うものです。

皇室御用達の店でもある麩の老舗『麩嘉』が麩饅頭を開発したのは、生麩が好きだった明治天皇から『生麩で餡を包んで欲しい』と依頼を受けたのがきっかけであったと言われています。当時のご主人が陛下直々のご要望にお応えして生麩にこし餡を入れ、お饅頭のようにして皇室に納めたのが麩饅頭の始まりです。

ちなみに、米窪明美著『明治天皇の一日』によると麩饅頭は朝食用でもあったらしく、明治天皇に仕えた方達の回顧によると、牛乳が少し入った色をしたコーヒー(カフェオレ)と共に水っぽい餡が入った生麩、つまり麩饅頭が皇居の朝食に出されていた事が記されています。

皇室から気軽に相談やリクエストを受けたお店が、それを形にしてしまうと言う麩饅頭の誕生秘話は、皇室のお膝元として敬愛と親密を持ち続けてきた京都の老舗らしいエピソードと言えます。

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