やはり苦戦した「2017年上半期」フジテレビドラマ (2/2ページ)
ただ、記録は素晴らしいですが、最近はドラマ作品のなかで存在感を昔ほど示すことができなくなっています」(同・記者)
逆に好結果だったのが、天海祐希主演の『緊急取調室』(テレビ朝日系)で、平均視聴率14.1%を獲得した。
「緊急取調室は2014年のシーズン1の記録を上回り、テレビ朝日のドラマで米倉涼子の『ドクターX』シリーズと水谷豊の『相棒』シリーズのツートップに続く期待が掛けられています。天海は昨年、フジテレビの『Chef~三ツ星の給食~』で主演を務めたのですが、これが7.1%で同クールのドラマの中で最低の視聴率でした。それが倍の視聴率で一気にトップに上り詰めたわけですから、作品と局が変わるとこれだけ結果が違うということが証明されたのです」(テレビ雑誌編集者)
ここまでを見ると、やはりフジテレビの凋落ぶりが目立つ結果となっている。しかし、現在放映中の7~9月期の月9『コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命― THE THIRD SEASON』は久々の高視聴率を維持している。平均15%を維持して次回以降につなげたいところだろう。
「ずっと低迷していただけに、コード・ブルーの好調でフジテレビ社内の雰囲気はよくなってきているといいます。ただし、なぜ当たっているのかよく分からない社員も多いそうです」(同・編集者)
“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”ということわざのような作品にならなければいいのだが。
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bee / PIXTA(ピクスタ)
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