20年以上失踪していた父親はホームレスになっていた。父親と偶然再会した娘は一緒に暮らすことを夢見て(アメリカ) (3/5ページ)

カラパイア



 「あの子のことを思わなかった日は一日もないことを、ただ息子に知って欲しかった」ホームレスが離れていた家族のもとへ帰るのを手助けてしている団体Miracle Messagesが作製した動画の中で、再会に先立ってペリーはこう語った。


Miracle Messages - Reuniting The Homeless Through Social Media

 ペリーの息子ジョゼフ(23)は、メッセージを見た後、父親と再会し、誰も話を聞いてくれないようなとき、誰かに話しかけて意思を伝えて、つながりたいという希望をもっていたと語った。


・なぜ家族は離散したのか?そして再会した後のケアが大事

 だが、カメラが回っていないところで、長年の悲しみ、寂しさ、切望、ひょっとしたら怒りや恨みまでもが、長い空白のできてしまった親子の関係に戻ってきてしまったら、どうなるのだろう?

 「再会後の影響を理解するために、そもそもどうして家族が離散してしまったのかを考えることが大切です」というのは、Miracle MessagesのCEOケヴィン・アドラー。

 彼は亡くなったおじが30年間もずっとホームレスだったことが、会社を立ちあげるきっかけになったという。

 再び家族として出発するのを妨げているのは、デジタル知識がなくて、パソコンやネットを使えなかったり、ホームレスだったことが恥ずかしいといった感情的、社会的な面、互いに接触する前に少し落ち着きたいという気持ちがある場合もある。
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