女優の神田沙也加（30）が8月18日にブログを更新し、夫で俳優の村田充（40）の誕生日を祝した様子を報告した。ブログでは夫婦揃って東京ディズニーシーへ来訪。体を寄せ合ったラブラブな2ショットも公開しており、「おめでとうはもちろんだけど、感謝の日」といった文が綴られていた。またInstagramでもこの様子は伝えられ、コメント欄には「理想の夫婦だな」「改めてお幸せに！」「こっちも顔がほころんでくる」といった、あたたかなコメントが寄せられている。

　二人は今年の4月に結婚を発表。神田の父である俳優の神田正輝（66）とのスリーショット写真は、大きな話題を呼んだ。そのアツアツぶりは、神田がゲストで出演した『ぐるナイ』（日本テレビ系）の人気コーナー「ゴチになります！」でも見られ、村田は応援メッセージとしてVTR出演という形で登場、そのVTRで村田は日頃の感謝と番組出演にエールを送りつつ、事あるごとに「愛してる」を連発するなど、熱い新婚っぷりを見せた。

　神田の母である歌手の松田聖子（55）との確執説なども囁かれている一方、こうした夫婦仲の円満ぶりはたびたびアピールされている。

「新婚なので気持ちは分かるんですが、度重なる夫婦のツーショットや、ラブラブエピソードを披露されるにつれて、ネットでは“痛い夫婦”と思われ始めています。ファンの中でも『ちょっとやり過ぎではないのか』という声もちらほら聞こえており、呆れムードになりつつあるようです」（芸能記者）

　女優の平愛梨（32）や仲里依紗（27）、さらには卓球の福原愛（28）など、夫とのアツアツなエピソードや、ツーショット写真を載せる有名人夫婦は昨今増加しているが、それでかえって反発を受けているのであれば考えものだ。

■沙也加と無名夫、周囲すらも放任する“タフさ”と“財政状況”

　こうした仲良しぶりをアピールする神田と村田だが、結婚報道が報じられた際は、神田に対して、心配の声が寄せられていた。

「村田はおもに舞台を中心に活動する役者で、一般的に知名度が高いわけではありません。また、舞台ファンなどからは“性格に難ありで結婚に向かない”と評されていたとか。神田の身を案じた周囲の関係者からも探りがあったようですが、意外にもそれほど難もなく、むしろ評価が高かったとか。村田を、神田の周辺関係者もしっかりと把握しているからこそ、結婚を許したようです」（前出・芸能記者）

　また周囲が結婚を許可した理由には、母に負けず劣らずの神田のタフさと財政状況にもあるという。

「大物歌手と俳優を両親に持つ典型的な二世タレントという時点で、粗相を起こさなければ、神田は何があっても生きていけると周囲は案じているようです。資産があるということももちろんですが、自身が芸能活動を休止していた時も、一般の飲食店でアルバイトをするなど、自発的に活動するタフさも兼ね揃えています。これまでの経緯を見てきた周囲にとっては、心配することでもないといったような状態のようです」（同・記者）

　神田自身も今や舞台歌手としてブレイクし、二世タレントの中では好感度の高い存在だ。世間の呆れ声をよそに、神田夫妻は我が道を歩んでいくだろう。

文・海保真一（かいほ・しんいち）

※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』（宙出版）ほか多数。