松本人志の”局批判”にフジ新社長が激怒?ワイドナショー打ち切りの現実味
タレント・松本人志(53)に、フジテレビ・宮内正喜新社長(73)が「一体、何様なんだ?」と不快感を示し、『ワイドナショー』(同局)に10月打ち切りの可能性が出てきたと、8月28日発売の『週刊現代』が報じている。
「宮内社長が怒っているのは、同番組の20日の放送です。松本は『上原多香子(34)のニュースに触れないのは恥ずかしい』という思いが自身にあったのに、番組側にカットされた舞台裏を暴露しました。この発言は番組プロデューサーが悩んだ末に独断で放送したことで、宮内社長としては寝耳に水だったとか。新体制で巻き返しをと意気込んでいた矢先のことで、松本とその発言を流した同番組プロデューサーに激怒したようです」(週刊誌記者)
世論からはその発言が賞賛された松本だったが、やはり局内部で波風が立たないわけがない。さらに同番組ではさらに突っ込んで、「テレビが時代遅れになる」「(タブー開示が)フジテレビのため」といった”局批判”とも受け取れる異例の物言いもあった。これも宮内社長の怒りを買ったと関係者はいう。
「宮内は元々は編成マンですが、BSに移った後は報道番組に携わってきた。社長就任前に『これからは報道の時代』と公言している。それだけに報道班が関係しないワイドショー自体を軽く見ているし、ジャーナリズム教育を受けていない素人、つまりニワカ知識で政治まで語る松本のことを冷ややかな目で見ていたとも。その松本がフジの報道姿勢を問うような発言をしては見過ごせなかったのでしょう」(フジテレビ関係者)
また同関係者によると、宮内社長と松本には安倍晋三首相(62)をめぐるちょっとした因縁もあったという。
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「宮内社長のBS時代の自慢には”おれの番組(『プライムニュース』(BSフジ))には安倍さんも出る”というものがあった。しかし、安倍さんはあっさり報道番組でもない『ワイドナショー』に出演し、松本と意気投合するなど大きな話題になった。宮内社長はそうした松本を面白くないと感じてしまうのは自然な感情でしょう」
松本の方も、同番組については「降板も辞さず」(6月4日放送)の発言を見せており、両者が衝突すれば、10月での番組打ち切りもあるかもしれない。松本とフジテレビが衝突して97年11月に終了した『ごっつええ感じ』(フジテレビ系)の二の舞いが懸念される。
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- 文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
- ※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。