老後の生活費捻出方法として注目を浴びる「リバースモーゲージ」を解説!

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老後の生活費捻出方法として注目を浴びる「リバースモーゲージ」を解説!

雑誌やネットを始めとした様々な媒体において、老後の資産形成の有り方が取り扱われている。例を挙げると、老後の資産形成の目安は数千万円以上でなければ駄目、年金だけではなく投資も考慮すべきだ。と言った具合に。特に最近注目を集めているのは、リバースモーゲージと呼ばれる資金調達方法だ。これは、所有する不動産を担保として、老後の生活資金を借り入れることだ。終活の重要な要件である老後の資金調達、言い換えれば定年退職後から亡くなるまで(葬儀費用も含む)の資金の調達方法として、年金や副業を除けばこれから益々重要度が上がってくると思われる。今回はリバースモーゲージについて触れてみたい。

■死後、不動産を売却することを前提に生前から融資を受けるのがリバースモーゲージ

リバースモーゲージとは、高齢者が所有する不動産を担保とし、不動産の評価額内にて融資を受けることを言う。特徴としては、借入期間中毎月返済する必要は無く、契約者が亡くなった際に不動産を売却して返済することだ。当然だが利息は発生する。大手都市銀行や県・市町村が窓口となり、運営しているので利息はそれ程高利ではないので安心できるはずだ。但し、各銀行等の窓口によって内容が変わるので、注意する必要がある。

■そもそも不動産を持っていなければリバースモーゲージを利用することはできない

リバースモーゲージに向いている人、というよりも絶対の条件は不動産を所有している人に限られることだ。不動産を担保にして、資金の融資を受けることからも当然であろう。不動産と言っても、従来は土地付き一戸建てに限られていたが、最近だとマンションも対応可能となってきている。しかし、マンションに対応する大手銀行は少ないので、マンション所有者は慎重に判断して欲しい。

■リバースモーゲージのメリットとデメリットは?

次にメリットデメリットだ。メリットは、自宅に継続して居住できることだ。資金調達のために自宅を売却する必要が無い。更に、契約者に配偶者が居た場合には、配偶者を連帯保証人とすれば契約者が亡くなった後も配偶者は自宅に継続して居住できる。

デメリットは、融資を受けることができる額は、不動産の評価額の範囲内が限度であることだ。不動産の評価額の50%程度を融資の限度額としている銀行が多い。また、不動産の評価額が高額となる首都圏や近畿圏のような都市部に所在する不動産を条件としているため、不動産が郊外に所在している場合には、最悪融資を断られる可能性もある。

各大手銀行等により条件が違うため、注意深く比較検討していくことを勧める。無料相談会も開催されているため、積極的に参加して情報を集めておくと尚良いであろう。安心できる終活を目指すためには、労を惜しんではならないと考える。

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