理由不明で終了「フルタチさん」フジ幹部の怒り

まいじつ

(C)Shutterstock
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古舘伊知郎がメイン出演するフジテレビのバラエティー番組『フルタチさん』の終了が発表された。

「古舘の意向があまり番組に反映されず、古舘自身が番組にのめり込んでいなかったという印象です。打ち合わせではテンションが高いのですが、あまり本番では興に乗ったということはなかったですね」(芸能関係者)

このフルタチさんは、フジテレビ側が「ぜひ古舘さんと番組をやりたい」という強い決意で、昨年11月にスタートしていた。

「古舘の視点とトークを前面に押し出す企画を打ち出しましたが、視聴率は初回平均の8.2%からずっと低迷していました。スタッフとの打ち合わせでは、古舘だけが話をしており、まるで独演会のようでした。裏を返せば、ほかのスタッフが口を出せる状況ではなかったのです。そのスタッフとの温度差については、フジテレビの幹部が心配になっていたほどでした」(同・関係者)

フルタチさんは終了するが、新たに古舘のための番組が用意されている。金曜午後7時からの『モノシリーのとっておき~すんごい人がやってくる!~』(開始日未定)だ。番組内容は、ひとつの道を極めた識者だからこそ知る“とっておき”のものや情報を、古舘が掘り下げるのだという。

編成担当者は「1年で終わってしまうことをどう申し上げたらいいか分かりませんが、いまどうすればいいかを考えただけです。1年というスパンをどう考えるかですが、非常時でこの判断を下したとご理解いただければ」と番組改編の意図を説明した。はたして、これを聞いて番組終了の理由を理解できるスタッフはいるのだろうか。

フジテレビ上層部からは怒りの声

「古舘さんのよさを生かすのであれば、ある程度“おまかせ状態”にしないと厳しいでしょう。しっかりとした台本や進行表を用意することは、かえって古舘さんの個性を殺してしまいます。安定した企画であれば大物との対談番組です。政治家やアーティストなどのよさを引き出すトークは、もはや芸術の域に達しています。もし実現するなら、予算をつぎこむ価値はあるでしょう」(テレビ雑誌編集者)

今回のフルタチさんの終了は、フジテレビの上層部でかなり不満材料になっているらしく「高いギャラが視聴率に反映されていない。一体、何を製作は考えていたのか」という怒りの声も漏れ伝わってきている。

「古舘さんは、もはや“伝説の人”ですから、使い方を一歩間違えると、重々しいとっつきにくい印象を視聴者に与えてしまいます。どう起用するかは、放送作家や演出担当者の腕の見せ所ですよ」(同・編集者)

いっそのこと出演は、顔の見えないラジオに絞るというのも手かもしれない。

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