ジャニー喜多川による東京オリンピック構想?政府に接近の秋元康&AKBと一騎打ちに

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Photo by josemanuelerre(写真はイメージです)
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 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(85)が、60年近いプロモーター人生の集大成として2020年の東京オリンピックをプロモートする構想を持っていると、9月5日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)が報じている。記事によると、ジャニー氏は現在も熱心に五輪関連のイベントに関わっており、中居正広(45)をキャスターにする夢を持っているという。「ジャニーさんの五輪への執念は社運をかけているレベル」だと言い切るのは、ある芸能プロダクションの関係者だ。

「まずSMAPが15年11月に『パラリンピックサポートセンター』の応援サポーターに就任してます。香取が16平方メートルの巨大壁画を寄贈するなど、かなりの力の入れようでした。しかし、SMAP解散のため活動を終了。すると、返す刀で16年10月にNHKで放送された大型特番『東京2020 12時間スペシャル』のグランドフィナーレは嵐が飾った。さらに今年7月東京都が主催した『東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアーセレモニー』にはTOKIOをスペシャルアンバサダーとして送り込んでいます」

 たしかに、もはや主だった五輪イベントは殆どジャニーズが出演している。前出の関係者によると「五輪といえばジャニーズ」のイメージ戦略を着々と進めているといい、これがジャニーズ次世代の”脱・SMAP”の基軸スタイルなのだとも。別の週刊誌記者もジャニーズの五輪構想をこう解説する。

「ジャニーズの隠し玉はグループ混在のドリームユニット。嵐を中心にして下は10代から上は40代の世代を超えた、夢の期間限定チームだといいます。これまでグループ同士の共演を抑えているのでインパクトは十分。開会式や閉会式のショーに加え、競技レポートも彼らがこなす。そして総合司会に中居正広。日本やアジアだけでなく、世界全域に進出する足がかりに考えているようです」

 こうしてジャニーズ事務所が五輪に影響力のある財団の重鎮と信頼関係を築く一方で、安倍晋三首相(62)に急接近するなど、東京五輪への接近に興味津々なのは秋元康(59)だ。

「同じように秋元も2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事に就いて、着々とポジションを固めている。業界筋では本命・ジャニーズ、対抗・AKBといったところです」(同記者)

 東京五輪をめぐる「芸能界予選」はまだまだ続きそうである。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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