桐生祥秀「10秒の壁突破記念スパイク」緊急発売 (2/2ページ)

まいじつ

改良された今年版スパイク

9秒98を生んだ2017年モデルは、片足の重量が約120グラムで、昨年よりも数グラム軽量化しているという。2016年モデルはスパイクのピンが取り替え式だったが、今年モデルでは固定式に変更されている。取り替え式は装着金具が必要となるが、固定式にすれば金具が不要となり、数グラムを削減できた。1グラムでも軽く作るのが靴メーカーの背負った宿命だ。

「メーカーには桐生選手の履いていた靴に関する問い合わせが、陸上関係者だけでなく一般のファンからも殺到しています。しばらくはこの興奮とブームは消えそうもありません」(同・ジャーナリスト)

桐生はピンが5ミリと7ミリのスパイクをそれぞれ持参し、状況により履き替えている。昨年6月に10秒01を出して、その後は数度、10秒0台を記録した。9秒達成の予感は強く、アシックスは今年6月の日本選手権でも準備していたが、ついに『9秒台記念スパイク』の発売が実現した。

「スパイクだけなく、どういうトレーニングをしていたのか、どんなメンタルでレースに挑んだのかなど、興味は尽きません。この桐生が、先の世界陸上では個人種目に出場を果たせなかった。そのくらい、いまの日本の陸上短距離界は群雄割拠の時代に突入しています。これからますます面白くなるに違いありません」(同・ジャーナリスト)

陸上の元十種競技選手でタレントの武井壮も祝福のツイートをしていた。

桐生祥秀日本人初の9秒台!!
おめでとう!!やっぱ追い風乗ると最強だなあの走り!!

— 武井壮 (@sosotakei) 2017年9月9日

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現役だけなく、元アスリートも興奮を隠せないこの記録、しばらく熱狂は冷めやらないだろう。

【画像】

YNS / PIXTA(ピクスタ)

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